2018年11月26日月曜日

第13話:副詞がつかえるともっとかっこいい!


Bossです。

前々回に「形容詞がつかえるとかっこいい!」ってことを話題にしたけど、その続き。
「副詞」について前々回と同じかんじに、できる限り簡潔に説明してみます!




英会話ビギナーのときって「主語」+「動詞」だけで文章を作りがちだけど、そこに「形容詞」が加わり、さらに「副詞」まで入っちゃえば、表現のゆたかさが増すよネ!


例:

A girl is walking.(女の子が歩いている。)「主語」「動詞」のみ
A beautiful girl is walking.(美しい女の子が歩いている)「形容詞」が加わった
A beautiful girl is walking elegantly.(美しい女の子が華麗に歩いている)さらに「副詞」が入ったことによって表現ゆたかになる。







その1:そもそも「副詞」って知ってる?

まずは日本語で説明。これ基本だからぜったい覚えよう!


「副詞」は「動詞」「形容詞」「副詞」「文全体」を修飾する。



例:

① あの車は速く走る・・・「動詞(走る)を修飾」

② あの車はとても速い・・・「形容詞(速い)を修飾」

 あの車はとても速く走る・・・「副詞(速く)を修飾」

 びっくりするほど、あの車はとても速く走る。・・・「文全体(あの車はとても速く走る。)を修飾」




その2:このルールを英語で使うだけ

① That car runs fast.(runという動詞を修飾)

② That car is very fast.(fastという形容詞を修飾)

③ That car runs very fast.(fastという副詞を修飾)

④ Surprisingly, that car runs very fast.(that car runs very fastという文章全体を修飾)


これが上の例を英語にしたもの。








訳:秋のさまざまな色が美しく混ざり合っている。(beautifullyが副詞)





その3:上級者は知っておきたいルール

形容詞のときと同じように上級者になるまでには知っておきたい、昔よく先生から指摘をうけた間違い副詞用法をBossなりに思い返してみた。


① almost

これは「ほとんどのビギナーが間違える」単語だ。

almostは副詞だから、名詞を修飾しない。ちょうどいいので上のぶんを例文に「ほとんどのビギナーが間違える。」という英文をつくるとき、

Almost beginners make a mistake. これは間違い。理由は、almost(副詞)は beginners(名詞)を修飾できないから。

こういうときは

Allmost all beginners make a mistake.

これなら almost は all(形容詞)を修飾し、all が beginners(名詞)を修飾するから、文法的に正しくなる。




② abroad   upstairs など

うえの2つを辞書で調べると、どちらも副詞扱いで「海外へ」「二階へ」という意味だ。
だから、

I will go to abroad.       I will go to upstairs.   みたいに to (前置詞だね)をつけちゃいけないんだ。だって、これを訳すと

「私は海外へへ行くつもりです。」
「私は二階へへ行くつもりです。」

こうなっちゃうからね。

I will go abroad.    I will go upstairs.

これが正しい。




副詞も形容詞と同様に文法上のルールが山ほどあるよね。でもビギナーのうちは基本ルールだけ覚えたら、文法にがんじがらめにならずどんどん副詞を使って表現ゆたかな会話」にチャレンジしたほうがいいとおもう!








2018年11月19日月曜日

第12話:発音をなおそう!

Bossです。

英語の発音って難しいよね。
日本語の発音に慣れちゃってるぼくら(特に大人になってから英会話をはじめた人)は、英語での正しい発音をマスターするのに時間がかかるのはしかたがない。


さて、今回は「初心者の生徒さま」がなおすべき発音ポイントや、間違いやすい単語等を先生に聞いてみた。




① 服
服は clothes だよね。これは布地の cloth に由来するんだろうけど、その複数形ってわけじゃないんだ。だから、「クロウズイズ」って発音するのは間違い。「クロウズ」が正しい。
※わかりやすくするために発音記号を使わずにカタカナで発音表記しています。



② 難しい vs 違う
difficult と different  は、たしかに似てるね。会話の中で間違えないで。



③ 風呂 vs バス
お風呂は bath だよね。この「th」の発音は意識しないと日本人にはできないんだな~。「s」と発音すると「バス」に聴こえちゃうよ。



④ 会社 vs 国
会社(company)国(country)これも間違いやすい。実際bossもこれは他人事じゃない。意識して話さないと間違えちゃいそうだ。



⑤ 「行く」が過去形になると・・・
I go to Kyoto. これが過去形だと I went to Kyoto. だよね。でもね、不思議と過去形になったとたんに to を忘れちゃう人が多いんだって。I went Kyoto. になっちゃうってことね。




⑥ 語末を伸ばす
英検受験で「drawl」って動詞を覚えたんだけど、まさにソレ。日本人は母音をのばして発音しちゃう。
例えば desk → 「デスク」の末尾は「k」なのに「デスクウ」のように母音をつけて、しかも伸ばす傾向がある。同様に yes→「イエス」も末尾は「s」であって「su」ではないことを意識しよう。




⑦ 歩く vs 働く
「walk」と「work」も発音が難しい。なぜなら、walk は a が入ってるのに o に近い発音で、「work」は o が入ってるのに a に近い発音だから。




以上が先生からの指摘なんだけど、ひとつ boss からもあるんで付け加えておく。これは「初心者が間違えちゃう」んじゃなくて「bossが間違えちゃう」単語だ。


⑧ 息 vs 息をする
breath (息)は「ブレス」で、breathe(息をする)は「ブリーズ」って感じで発音するんだよね?両方ともに初心者レベルの単語なのに、使うときいつもどっちだかわからなくなる。

みんなはどうかな??





2018年11月13日火曜日

第11話:形容詞使えるとかっこいい!

こんにちは、Bossです。

Bossが英語にまじめに取り組むようになったのは、2010年。46才のときだ。

今だから過去の苦い話として「笑い話」になるけど
大学生のときに英検3級・2級をダブル受験したことあるんだよ。

午前中受験の2級なんて、何書いてあるんだか全くわからなくてね、当然不合格。
で午後の3級はもういやになっちゃって途中退席しちゃったよ。ハハハ情けないね。
みんなにはそんなふうになってほしくないな。
※当時は準2級とか準1級ってのはなかったんだ


その後社会に出てからも「外人と会話が全くできない」「会話できないんだから話しかけないでほしい」って感じだったわけ。

ずっと英語はトラウマだったんだが、8年前、娘・息子が英語を中学校で学び始めたころに自分も真剣に取り組むようになったんだ。


「父ちゃん、英語がからっきしなんだ」とは言われたくなかったんでね。


学び始めて、なんとなく英文法に則ってすこし話せるようになってきたとき、


「形容詞」や「副詞」を会話に盛り込めたら
超かっこいい、外人みたいだな!

って思った。・・・うん、実際かっこいいぜ。


おおっと・・・前置きが長くなっちゃったね。

きょうのお題はまさに今、当時のBossみたいに「形容詞」「副詞」を使ってみたい!ってレベルに差しかかっている生徒さまへむけたもの。


今回はその「形容詞編」だ。さあ、生意気にも語っちゃうよ!




その1:そもそも「形容詞」って知ってる?

形容詞ってのは、「い」で終わるって小学校(中学かな?)で習ったよね?

「美しい」「小さい」「優しい」・・・たしかに「い」で終わる。
でもさ、「美しく踊る」「小さく話す」「優しくなでる」のように使うなら、もはやこれらは英語では形容詞じゃなくて副詞になる。だから、Bossはこういうふうに覚えたんだ。


「形容詞」は「名詞」「代名詞」を修飾、もしくは文中で単体使用できる。


最初の例を使うと
①「美しい鳥」「小さな池」「優しい彼」⇒「名詞・代名詞」を修飾してるね。
②「あの鳥は美しい。」「あの池は小さい。」「彼はやさしい」⇒これらは文中で単体使用している。




その2:このルールを英語で使うだけ!


英語でも、このルールに従って使えばいい。

①の例:
She is a fun-loving person.(彼女は楽しむことが大好きな人です。)
⇒形容詞が名詞を修飾している。



②の例:
She is chatty and cheerful.(彼女はおしゃべり好きで朗らかです。)
⇒文中で形容詞が単体で使用されている。

























どう?
今度レッスンで使えそうかな??





その3:上級者は知っておきたいルール

ここからは、英会話上級者になるまでに知っておきたい話だ。


一部の形容詞は、上にあった
①の使い方のみOK、もしくは
②の使い方のみOK、っていうややこしいのがあるんだ。

そのルールにのっとって、しっかり形容詞を区別して使いこなせるようになったときこそ、「形容詞マイスター」の称号を名乗ることができるんだろうな・・・Bossには遠いはなしだな。

で、その見分け方。
Bossが好きなウェブ辞書「ウェブリオ」でチェックできる。

https://ejje.weblio.jp/


①を「限定用法」②を「叙述用法」というので、
例えばウェブリオで「only(唯一の)」って単語をひくと

「限定用法の形容詞」

って書いてあるでしょ。こういう形容詞みつけたら、①の使い方だけ。②の使い方はできないんだよ。

逆もしかり。「afraid(怖がって)」とかがそうだね。
だから、「afraid snake 」みたいな①の使い方は間違いなんだ。




英会話ビギナーの生徒さまに向けてのブログなので、今回はこれでおしまい。
できるだけ簡単にしたつもりだったけど、書きあげたら結構むずかしくなっちゃったな・・・。



ちなみに英語で、「形容詞」⇒adjective 「副詞 」⇒adverb というんだ。
難しい単語なので、ビギナーの生徒さまにはMina先生・Marilou先生、ともに日本語(「形容詞」「副詞」)と言って説明してくれるのでご安心あれ。

ではまた!

2018年11月5日月曜日

第10話:英語検定と日本語検定



Bossです。

・・・あれはエクセルイングリッシュ創業のころ(5年前だね)、Mina先生に英検1級過去問にチャレンジしてもらったことがあるんだ。さすが先生、満点とはいかないまでも、あっさり合格点とっちゃったっけ・・・それもそのはず、彼女は前職のオンライン英会話教室(在籍講師約1000名)で抜き打ちTOEIC試験があったときに総合2位になったこともあるんだよ。


・・・で、本題。そういう特別な教育者ではなくて一般アメリカ人や、ぼくら日本人の場合・・・

疑問その1:本場アメリカ人が日本の資格試験を受験したら、たとえば英語検定1級を満点合格できちゃうのだろうか?


疑問その2:逆に、ぼくら日本人は(Mina先生やMarilou先生が苦戦する)「外国人向け日本語能力試験」その1級を満点合格できるのだろうか?




そんなBossの素朴な疑問をリサーチしてみました。


まずは、疑問その1を解決するヒントになる文献が、とある本※の序章に掲載されてたのでまとめてみたよ。これはアメリカ人(移民ふくむ)を対象に、英単語の意味理解度をはかったものだ。※source : 英単語大特訓(ベレ出版)

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英検2級 TOEIC520点 レベルの英単語(語彙数3800~5100)

単語例 mature, luxury, rural, legal など

⇒ネイティブの90%がその意味を知っている。


英検準1級 TOEIC760点 レベルの英単語(語彙数7500~9000)

単語例 clarify, expire, induce, exquisite, drought, defective など

⇒ネイティブの80%がその意味を知っている。


英検1級 TOEIC950点 レベルの英単語(語彙数10000~15000)

単語例 bleak, preclude, ruthless, retribution, plight, rampant など

⇒ネイティブの65%がその意味を知っている。

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・・・どうやら、ネイティブでも受験級が上になってくると、満点どころか合格もあやうくなると判断できそうだ。



さて、二つ目の疑問。これはぼくらが実際に試してみればいい。

さあ、いつも英会話(英語)の勉強ばっかりしている生徒のみなさん、たまには頭のリフレッシュのつもりで、外国人向けの「日本語能力試験」、その1級サンプル問題にチャレンジしてみよう!(リンクは以下に貼ってあります)

日本人なら満点とりたいよね!!

え?Bossの成績??‥‥後半にいくにつれて、壊滅的だった。グスン。

リンク:JLPT日本語検定N1(1級)